ODTファイルとは
ODTはLibreOffice WriterとOpenOfficeが使うOpenDocument規格のテキスト文書形式です。DOCXと同様にXMLファイルを収めたZIPパッケージで、本文、スタイル、メタデータ、設定が別々のパートに、画像はPicturesフォルダーに置かれます。規格はOASISが策定し、ISO/IEC 26300として発行されています。
多くの公的機関や欧州各国は、特定ベンダーに依存しないことを理由に文書交換にODTを義務付けています。Wordは2007年からODTを開いて保存できますが、複雑な文書は変換後にわずかなレイアウト差が出ることがあるため、Wordユーザーとのやり取りではDOCXかPDFのほうが安全です。
ODTが適している場面
強み
- オープンなISO規格で、単一ベンダーに縛られない
- LibreOffice、OpenOffice、Word、Googleドキュメント、Pagesで読める
- スタイル、変更履歴、コメント、埋め込みオブジェクトに完全対応
制限
- Wordで開くと複雑なレイアウトがずれることがある
- 企業のワークフローの一部はDOCXしか受け付けない
- モバイルアプリでの対応はDOCXほど広くない
ODTファイルの開き方
LibreOffice Writerがリファレンス実装で、Microsoft Word、Googleドキュメント、Collabora OnlineもODTを開けます。オフィススイートを持たない読者には、ODTからPDFがどのブラウザーでも開けるファイルを作ります。